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2025年5月20日 不動産コラム 2025年マンション相場不動産不動産売却不動産売買公示地価妙典市川市平均戸建て相場東西線確定申告

2025年版 妙典エリア(市川市)の地価相場の最新事情を解説!

千葉県市川市の南部に位置する「妙典エリア」
東京メトロ東西線「妙典駅」を中心に発展してきたこの地区は、近年、住宅開発が進み、ファミリー層を中心に人気が高まっています。

そこで今回は、2025年時点での妙典エリアの最新地価相場を、地区別の傾向やマンション相場、過去との比較データを交えて解説します。

妙典エリアの特徴

交通の便と、住環境のバランスの良さが魅力

イオン市川妙典(画像:イオン公式サイト)

東京メトロ東西線「妙典駅」から、乗り換えなしで大手町や日本橋などの都心部へ30分以内でダイレクトにアクセスできる点で、市川・浦安エリアと同様、妙典エリアも交通の便に優れています。

一方、浦安駅や市川駅と比較すると、商業施設も過度にあるわけではなく、落ち着いた街並みが魅力です。
駅直結の「イオンタウン妙典」をはじめ、スーパーマーケット、ドラッグストア、家電量販店など、生活に必要な商業施設が充実しています。日常の買い物に困ることはありません。

また、 市川市役所妙典支所、図書館、郵便局など、公共施設も駅周辺に集まっており、公的な手続きについても利便性が高いです。

妙典エリア発展の契機となったのは、1996年の東京メトロ東西線(当時は営団地下鉄)の延伸です。
それ以前は、主に農地や工場などが広がっていましたが、駅の開業を機に、UR都市機構(旧日本住宅公団・住宅都市整備公団)などの主導により、計画的な住宅地開発が進められました。

そのため、妙典エリアはそのほかのエリアと比べて割と最近発展した場所と言え、特に妙典駅の東側・南側については、区画整備が非常に整っているのが特徴的です。
戸建て住宅やマンションが多く、住宅街の中には公園が点在しているなど、落ち着いた街づくりがなされてきました。

治安がよく、安心して暮らせる

妙典エリアに暮らす人の口コミで特筆すべきは、「治安が良い」「安心して暮らせる」という内容が多い点です。

落ち着いた住環境であることから、ファミリー層の人気が高いことも一つの要因でしょう。
実際、市川市内の他の地域よりも犯罪件数は少ないです。

妙典エリアの平均公示地価の推移

では、ここから妙典エリアの過去10年間の平均公示地価推移を見ていきましょう。

2016年は、妙典エリア周辺の平均公示地価は24万3,666円/㎡でした。
2020年ごろから急激に右肩上がりに上昇し、ここ数年はその上昇率に拍車がかかっています。
2025年現在の妙典エリアの平均公示地価は39万2,000円/㎡。
10年前から約1.6倍不動産価格が上昇しています。

2024年からは、8.6%の上昇で全国平均(+1.4%)よりも高い水準で上昇を続けています。

地区別の上昇率は?

次に、妙典エリアの地区別に見ていきましょう。

公示地価を調査している地点においては、どの地区でもこの10年間で大幅に地価が上昇しています。

江戸川に近い「妙典5丁目」の公示地価は、10年前から58.5%の上昇。
そこから南西に位置する、より湾岸沿いの「宝1丁目」でも62.6%の上昇となっています。
昔からの住宅地である「本塩」でも66.2%の上昇となっていて、妙典エリアの人気の高さがうかがえます。

妙典エリアの物件相場は?

ファミリー層に人気が高いという事もあり、妙典エリアの物件は部屋数が多いのが特徴です。
一方、駅周辺には単身者向けのコンパクトな物件もあり、幅広い層にとって物件が探しやすいエリアだと言えます。

賃貸の相場は、ワンルーム・1Kで8.5万円程度。
2人暮らし向けの2K・2DK・2LDKになると、10.5万円~13.8万円ほどです。
隣駅の行徳や、南行徳よりもやや高めの賃料設定がされており、賃料収入を得たいという人にとっても、ねらい目となるでしょう。

出典:SUUMO

直近3カ月のデータによると、中古分譲マンションの相場は3,161万円/70㎡となっていて、東京都心部(8,000万円~9,000万円/70㎡)と比較すると半分以下の価格で購入することができます。

戸建住宅では、5,912万円/100㎡が相場となっていて、土地面積に対する価格においてはマンションよりもやや高くなります。

マンション、戸建てのどちらも、売買されてる物件数はそれほど多くありませんが、探せば見つかる程度の取引はされているので、妙典エリアで不動産購入を考えている場合は、早いうちからチェックしておくことで、理想の物件を見つけられる可能性があります。

まとめ

市川市妙典エリアは、都心へのアクセスの良さ、そして商業施設や公共施設も充実しており、住環境とのバランスが取れていて人気が衰えないエリアです。
ファミリー層が多く住んでいることから、長期に渡って住み続ける人も多いことが予想され、治安も安定していると考えられます。

現状、行徳・南行徳よりも資産価値が高いのも特徴で、東西線沿線で最も新しい駅として存在感があるエリアだと言えるでしょう。

これから不動産購入を検討している方、その後に控えている確定申告などで疑問点をお持ちの方や、事務作業に不安のある方は、専門家集団である税理士法人荒井会計事務所にぜひご相談ください。

この記事を書いた人

我々は不動産・相続に強い専門家集団です。この「行徳・妙典・浦安」地域で税理士開業して25年になります。
毎年この地域の方より700件以上の確定申告の依頼を受けており、不動産の確定申告や節税に関する対応を得意としています。
節税を考えている方、不動産の法人化を検討している方、不動産の売却を考えている方、相続対策を考えている方、不動産でお悩みの方、ぜひお気軽にご相談ください。
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