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2025年4月18日 不動産コラム 不動産不動産売却不動産売買新浦安浦安浦安市確定申告資産価値

2025年版 浦安エリアの地価相場の最新事情を解説!

都心に近く、海と緑に囲まれた魅力的な街、浦安。

東京都に隣接していることから、通勤・通学の利便性が非常に高く、今も昔も住宅地として人気が高いエリアです。

そんな浦安の最新地価はどうなっているのでしょうか。

この記事では、2025年時点での浦安エリアの最新地価相場を、エリア別の傾向やマンション相場、過去との比較データを交えて解説します。

浦安エリアの特徴

浦安市は千葉県北西部に位置し、東京都江戸川区と隣接する湾岸都市です。
東京ディズニーリゾートを抱える観光都市でありながら、住環境の整ったベッドタウンとしても高い人気を誇っています。

東京メトロ東西線の浦安駅周辺(北栄・猫実・堀江など)は、下町的な雰囲気が色濃く残り、飲食店や商店が密集していて、情緒あふれるエリア。
駅近には商業施設やマンションが立ち並んでおり、都内への通勤・通学者にとっては非常に生活がしやすい環境です。

JR京葉線の新浦安駅周辺エリアは整然とした街並みが特徴。
大型マンション群、公園、教育施設の多さが特徴。
区画整理された街路と広々とした歩道はベビーカーや自転車にもやさしく、子育てファミリーからの支持が圧倒的です。

浦安市の人口推移

浦安市の人口は、2025年3月時点で約17万2,600人
この10年間、ほぼ横ばいを維持しており、全国的に人口減少が進む中では「非常に安定した自治体」と言えるでしょう。

ただ、浦安市では今後、住民の高齢化が急速に進むと予測されています。
というのも浦安は、1975年以降に埋め立てによって開発された新しいエリアを多く抱えています。2015年には開発当初の人口の5倍を達成していますが、10年・20年後には、当時流入してきた人たちが高齢者となるため、市でも高齢化対策を練っている最中です。

浦安市の平均公示地価の推移

では、ここからは浦安市の平均地価の推移をみてみましょう。

浦安市では、過去12年間で約1.6倍も平均地価が上昇しています。
全国都道府県でも第35位にランクインする上がり幅で、千葉県内では流山市に次いで2位でした。

駅別だと「東西線・浦安駅」「京葉線・新浦安駅」「京葉線・舞浜駅」の順で地価が高く、それぞれの駅に近ければ近いほど地価も高い傾向にあります。

地区別の上昇率は?

では次に、浦安市内の地区別にみていきましょう。

最も上昇しているのは「港」エリア

浦安市「港(みなと)地区」は、JR京葉線・新浦安駅の南東、市全体では南端に位置しているエリアで、そのほとんどが工業用途の土地となっています。
工業ゾーンとしての性格が強いため、居住地や商業施設はほぼありません。

2015年の平均公示地価は13万6000円/㎡で、浦安市のその他のエリアと比べるとかなり地価が低いのが特徴。2025年の平均公示地価は28万2,000円/㎡と、この10年間で約107%の上昇率となりました。
ただ、もともとの地価が低かったことから、上昇率が高くなりやすかったのだと考えられます。

「美浜」「北栄」は安定した人気を維持

千葉県浦安市の中で、平均公示地価ツートップが「美浜」「北栄」エリアです。

最も地価が高かった美浜エリアは、1971年の第一期海面埋立事業により誕生し、計画的な都市開発が進められてきた街です。最寄り駅は、JR京葉線・新浦安駅。
東京都内まで約20分でアクセスすることができます。

駅前にはイオン新浦安などの商業施設が立ち並び、少し歩けば美浜公園や若潮公園といった自然豊かな環境にも触れられることから、ファミリーからの人気が高いのが特徴です。
2025年の平均公示地価は80 万1000円/㎡です。

「北栄」は浦安駅の東側に広がる住宅地で、昔ながらの商店街や飲食店が軒を連ね、下町情緒と都市利便性が共存するエリア。駅前の再開発やマンション建て替えも進み、住環境は年々整備が進んでいます。
2025年の地価公示では79万2666円/㎡で、こちらも非常に人気が高いエリアです。

両エリアとも「暮らしやすさ」と「交通利便性」が評価されており、派手な地価上昇はないものの、長期的に見て安定した人気と資産価値を持つ地域です。
今後も大きな下落リスクは低く、堅実な不動産選びを望む人にとって信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。

まとめ

千葉県浦安市は、近年も続く再開発の波に乗りながら、都市機能と生活環境のバランスが取れた街として根強い人気を保っています。とくに子育て世帯や都心への通勤者にとって、浦安市は「住みやすさ」と「資産性」を同時に叶えることができるため、これからも人気が衰えることはないでしょう。

注意点があるとするなら、住民の高齢化。
そして、人によっては「埋立地だから避けたい」というケースがあること。豊洲エリアでもよく聞かれる意見ですが、それを加味してもやはり息の長い人気エリアであることは間違いありません。

今後、この全国的な地価上昇がいつまで続くかは想定できませんが、資産価値の安定した地域として考えてもらって良いでしょう。

これから不動産購入を検討している方、その後に控えている確定申告などで疑問点をお持ちの方や、事務作業に不安のある方は、専門家集団である税理士法人荒井会計事務所にぜひご相談ください。

この記事を書いた人

我々は不動産・相続に強い専門家集団です。この「行徳・妙典・浦安」地域で税理士開業して25年になります。
毎年この地域の方より700件以上の確定申告の依頼を受けており、不動産の確定申告や節税に関する対応を得意としています。
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